貯金は正義。貯金は社会人スキルの一つ。
そうわかっていても、ついつい「自分へのご褒美」を買ってしまいたくなることもあります。
だって、それを買うお金が全くないわけではないじゃない。だからこそ、貯金のために「買いたいものが買えない」というのはものすごいストレスなんですよね。
そこで、お金と同時にストレスを貯めるなんてことがないよう、「自然と節約できる仕組み」を考えました。
私はこの方法を実践することで「ほしいけど…節約中だから買えないよなあ。たまにはいいかな?いや、だめだよ節約しなきゃ」と葛藤することが少なくなりました。
節約しているつもりもなく、自然と支出が減っていくのです。
小さな積み重ねが功を奏したのか、クレジットカードの請求は浪費時代の3分の1になりました。
不意に「潜在ニーズ」を刺激されないようにする
「ほしいけど買えない」というのがストレスになるのなら、「ほしい」と思わなければいい。それだけです!
マーケティング用語で「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
顧客が自覚している欲求を「顕在ニーズ」、意識していない欲求を「潜在ニーズ」と呼んでいます。顧客にモノを買ってもらうために重要なのは「潜在ニーズ」と言われていて、「いかにして顧客の潜在ニーズを引き出すか」が腕の見せ所だったりします。
「潜在ニーズ」を上手く刺激して市場をつくった大ヒット商品が、iRobot社のルンバです。今や多くの家庭に鎮座するロボット掃除機ですが、開発されなければ今でも普通の掃除機1台で満足していたと思います。
つまり、「潜在ニーズ」を刺激されなければ、そもそも「ほしい」という感情は生まれない。「ほしい」と思わないようにするためには、「潜在ニーズ」を刺激しないようにすればいいのです。
プロモーションやマーケティングの“餌食”にならない
ここから先は私の持論ですので、浅い浅い浅いところで理論を展開していきます。
日常で「ああ、そういえばこんなものがほしかった!」と思うのはどんなときか想像してみてください。
ずばり、ウインドウショッピングをしているときです!
「見るだけ、見るだけ」と買い物に出かけても、「そういえばこれもほしかった」「あれがあると便利だなあ」とつい商品に手が伸びてしまいませんか。
プロによるマーケティングやプロモーションの力であの手この手で商品を買わせようとしているのですから。素人が抗うなんて、至難の技でしょう。
プロモーションに引っかかって散財しないようにするには、「その場に行かない」ことが一番です。
「ちょっと暇だからイオンモールに行こうかな」「ついでにニトリも見ていこう」「ダイソーになんかいいものないかな」という状況で、我慢して何も買わずに帰るほうがストレスになりそうです。
ショッピングを暇つぶしにしない。買うと決めたものの売り場に一直線!寄り道をしない!
また、モノ系の雑誌やガジェット系のYouTube、ファッション誌を何気なく見てしまうのも危険です。
便利な機能のついた最新モデルにおしゃれ家電、流行りのファッション…チェックしてしまったら最後、我慢との戦いに突入してしまうでしょう。見ないに越したことはないのです。
ニーズが顕在化したときが買いドキ
今回は「潜在意識」の話をしましたが、日々暮らしているなかで自然と「ほしい」が顕在化することもあると思います。
「今のスマホにはどうしてもこの機能が足りない」「こんなトップスがあればなあ」「顔がたるんできたので美顔器がほしい」…
そのときには無理して我慢せず買ってしまうことをおすすめします。だって、毎日がんばって働いているのですから!
ニーズが顕在化したときにはじめて、ショッピングモールに行ったりモノ系の雑誌やYouTubeをチェックしてショッピングを存分に楽しめばいいのです。
でもさらに節約を心がけるのなら、「最安値で買うこと」を意識してみるといいですよ。
私が実践している「最安値でモノを買う方法」はまた今度紹介します。
2020年までの36年間散財が趣味だった私でしたが、不動産賃貸業を始めたことをきっかけに「貯金の大切さ」に目覚め、倹約をすることに。倹約家としては超ビギナーなので、試行錯誤して取り組んでいます。
この年末年始も、イオンモールや街には近づかず、Amazonのセールもほぼチェックせず。当たり前のようにモノを買うことなく三が日を終えようとしています…。今年も本当に必要なものだけを手にできますように。