普段オンタイムでテレビを観ることなんてめったにない私が、30分前からテレビの前でスタンバイしておりました。
渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル~!!!!
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感じたことを、つらつら綴ってまいります。
もう20年来の渡鬼ファン
「渡る世間は鬼ばかり」第1シリーズが始まったのは1990年から。
このとき、私は6歳・・・・!!笑
さすがにオンタイムでは観てませんでした。
おそらく、観始めたのは第3シリーズくらいからかな。
当時、中学に上がったばかり。
日常を描いているようなドラマが好きで、
録画して、何度も何度もエンドレスリピートしていたことを思い出します。
嫁イビリをドラマで観ることで
「自分の家はまだマシなのではないか」と相対的に幸せを確認していた節もあります。
(レンタルとかあれば、全部見直したいなあ。第1シリーズは動画配信されていたので観ました。今でも面白い)
登場人物も、歳をとるもんだ
第1シリーズが始まってから30年。
出演者のみなさんも、歳を取って、けっこう亡くなってしまいましたね。
岡倉のお母さんもお父さんもね。
幸楽の赤木春恵さんも亡くなってしまってね。
今回はドラマの中でも亡くなったことになってましたね。
そうか、そうだよね、という感じですね。
五月(泉ピン子)は太ったなあ。
葉子と長子はあまり変わってなくて
文子はなんか顔がやけに黄色くなかった?
あとびっくりしたのが、本間栄作(植草克秀)と高橋亨(三田村邦彦)のヨレ具合。
別人になっていました。
岡倉のタキさんはもともとお年を召していたからか、変わりなし。
幸楽の愛ちゃんはちょっと太ってました。
幸楽の眞(えなりかずき)は、もうおっさんだね。
それにしても、何十年と同じ喋り口調で演じ続けるのってすごいなあ。
最近は数年に1回のスペシャル版だけだけど、
もう身体に染み付いているのかなあ、あの喋り方が。
渡鬼俳優さんたちって、一般的なドラマではあまり観ないけれど、
ふだんは何をされているのだろうか。
ちょいちょい挟む時事ネタは、ツッコミどころ満載。
橋田壽賀子さん、時事ネタを挟んでくるんですよね。
前に、インターネットが普及し始めたころは、
幸楽に住んでいたかずちゃんが自分のホームページに小説を書いて、人気になってましたね。(イージーだなあ、と思っていた。そんなうまくいかんだろ)
そして、今回一番のハイライトというべきは、サツキがYouTuberになっていること!!!
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いらすとやの素材を使っているあたり、ちょっとリアルなのかな。
ここでも、いきなりファンがついていてね、そんなわけないよ~と思いました。
そんなツッコミどころ満載ななかでも、
泉ピン子さんの、初めてスマホを使ったときの演技だけはリアリティにあふれていました。
大女優ですね。
歳を重ねたことで、着目するポイントが変わる
観始めたころ中学生だった私も、34歳じゃないですか。
きっと当時から同じようなドラマなんでしょうけど、着目する点が変わってきますね。
自分の父は亡くなり、母はおかしくなり、頑固な夫一家に嫁に行き、自営業をしている・・・
中学生の頃には思いも及ばなかった今を生きています。
今回は、リタイアしたあとの幸せの見つけ方や、英作さんたちのしている在宅医療、
五月が「子どもは育てる楽しみをもらっただけ」と何度も繰り返していたのが心に残りました。
中学生の頃は「私だったら~だな」と、ひたすら登場人物を自分に重ねて観ていたんでしょうけど、
今は母とか、夫とか、周りの人を重ねているのかもしれないです。
そういえば、おかくらのお父さんかお母さんが生きていたときは、お誕生日やらお正月やらに姉妹が集まって談笑して
「まあ、いろいろあったけど今が幸せよね」で終わっていたけれど
何年か前のスペシャルでおかくらが代がわりしたあとは、株の配当金をもらうために姉妹が集まるという終わり方になりましたね。
お父さんもお母さんも亡くなっちゃったときは、しめくくりをどうするんだろうと思ってけれど
その遺産でもある料理屋おかくらを長子の娘が継いで、
姉妹が遺産相続のかわりに株主になり、その配当を店から出すという設定になったのは、
時代の流れを上手く汲んだ展開で、さすがだなあと思いました。
今回も、配当をもらいにおかくらに集まって、「いろいろあったけれど、めでたしめでたし」で物語をまとめるというパターンでしたね。
橋田壽賀子さん、私はまだまだ渡鬼の続きがみたいです!お元気でいてください。