続・箱根駅伝初心者が気になることを、ググってみた!(2020年編)

昨年書いた「箱根駅伝初心者が気になることを、ググってみた!」をたくさんの方に読んでいただいているようなので、今年も書くことにしました。

箱根駅伝を観始めて3年目。今年も、仕事の先輩の家に集まって、往路を観戦。
復路は家で仕事をしながらのんびり観ております。

今年抱いた、素朴な疑問をググってみたのでシェアします。
昨年より、疑問に思うことが進歩したはず・・・!

なぜ「第96回」なのに、記念大会風情なの?

どうやら、第1回の箱根駅伝が行われたのが1920年(大正9年)で、今年で創設100周年とのことです。
大河ドラマ「いだてん」の主人公にもなった、金栗四三により着想に至ったとのこと。
[blogcard url=”https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/201912310022-spnaviow”]

100年のうちに、96回しか開催されていない理由は、第二次世界大戦の影響で1941年、1942年、1944年、1945年、1946年に中止となったから。

1943年は、従来の東京・箱根間ではなく、靖国神社と箱根神社間で行われたとのことで、これは第22回としてカウントされているみたいです。

[blogcard url=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E9%96%93%E5%BE%80%E5%BE%A9%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%A7%85%E4%BC%9D%E7%AB%B6%E8%B5%B0#%E6%AD%B4%E5%8F%B2″]

また、当初の箱根駅伝は、「世界で通用する長距離走者の育成」のために始まったそうな。
今年は東京オリンピックが開催される年ともあって、「箱根駅伝で培ってきた力の集大成を世界に見せつけよう!」という意気込みが強いのでしょうか。
[blogcard url=”https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/201912310022-spnaviow”]

箱根駅伝を走る選手は、東京五輪にも出るの?

と、ここで初心者はこう思うはずです。

あかね
駅伝走者とマラソン走者って、同じなの??

駅伝の選手は、駅伝がないときは長距離の大会に出ているようです。
[blogcard url=”http://aogaku-tf.com/rank/rank_road.php”]
(↑箱根駅伝の強豪校、青山学院大学陸上競技部のHP)

調べてみたところ、前回のリオデジャネイロ五輪の代表選手のなかには、箱根駅伝経験者が7人もいたそうです。出場種目はマラソンもあれば5000m、3000mもありました。
設楽悠太選手は、今年の箱根駅伝(復路)で解説もしてますね。
[blogcard url=”http://www13.plala.or.jp/jwmiurat/kojin/daihyou/kojin0311.html”]
(↑このサイト、見た目は古いのですが、情報は最新。そして濃い・・・!)

東京五輪マラソン代表に内定している、中村匠吾選手も箱根駅伝出身だそう。(私がまだ箱根駅伝を観ていないころですが)
マラソン界の登竜門的存在でもあるんですね。

ちなみに、2020年の2区で区間新となる走りをみせた東洋大の相澤選手について「マラソンへの適正がある」と称した、中村選手のインタビュー記事がありました。
[blogcard url=”https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-01020252-sph-spo”]

箱根駅伝で応援した選手が五輪に出る日も近そうです。

(東洋大の8区で給水係をしていた川野選手は、競歩で東京五輪出場が内定しているそうな!)

「区間新」と「区間賞」の違いは?

「区間新」というのは、各区間1人しかいないと思っていたのですが、今年は何人も…。なぜ?なぜ?

3区なんて、区間新が3人も!!!!

箱根駅伝好きの先輩にたずねてみました。

歴代の新記録を超えるタイムに「区間新」、今大会で区間1位となった人に「区間賞」が与えられるらしいです。
「区間新」が複数いるときは、一番早い人が「区間賞」ということですね。
逆に「区間賞」を獲ったけれど、歴代新記録を超えていなければ「区間新」ではないということもありうるんですね。

往路では、1~4位の大学が「往路新」!
昨年、往路優勝した東洋大のタイムを4校が超えたということになります。
2区から5区で区間新が誕生するのは異例なようです。

人間の進化って、すごいですね。体力以外にも、スポーツ科学のようなものも随分と進化したんですよね、きっと。
第1回との違いが気になります。

みんな、同じ靴を履いてない?

スタートのときに、話題になったのですが、
ピンクのシューズと、緑とオレンジのツートンカラーのシューズばっかりじゃないですか!

ググってみたところ、どちらも「ナイキ」のものなんですね。
[blogcard url=”https://www.fashionsnap.com/article/2020-01-02/ekiden2020-nike/”]
ピンクの厚底の靴は、昨年「ナイキ史上最速のシューズ」と称されたものの進化版「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」で、2019年9月に発売されたものだそうです。
緑とオレンジのシューズは、駅伝シーズンに合わせて2019年12月に日本で先行発売された「EKIDEN PACK」というデザインだそうです。

[blogcard url=”https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e0d35a8e4b0b2520d1c954b”]
[blogcard url=”https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchikazuomi/20200103-00157501/”]

ユニフォームは大学が提携しているスポーツメーカーのものを着用するそうですが、シューズは自由なのだそう。「ナイキ」のロゴを隠すなど、配慮している大学もあるんだとか。

ところで、初心者の私が驚いたことがもう一つ。

あかね
え、足袋型のランニングシューズが主流じゃないの???

ドラマ「陸王」の影響です。ドラマでは靴底の薄い「陸王」というランニングシューズを開発した「こはぜ屋」の奮闘を描いていて、クライマックスでは大手スポーツメーカー「アトランティス」が発売している厚底のランニングシューズより秀でていると称されるというストーリーでした。

がしかし、現実世界では、厚底のシューズが主流なようです!

後続を先に行かせることがあるのはなぜ?

後続の選手が背後に近づいてきたとき、追い抜かされそうな選手が道をゆずって「どうぞ」とする光景を何度か見ました。

これは、監督の指示だったりするみたいです。

あかね
競争しているのに、抜かれていいの?

調べてみたところ、前の人について走るほうが得意という選手もいるそうです。
[blogcard url=”http://aoyama.univ.nikkansports.com/?p=8541″]

前を走るということは、ペースメーカーになるということ。途中で失速しないためにも、ペースメーカーにならないほうがいいこともあるそうです。(あいまい)

4年生の選手は、卒業後どんな道に進むの?

有力選手は、企業に就職して実業団チームに入るそうです。
[blogcard url=”https://kaitai-site.jp/sports/hakoneekiden2020/shinro”]

元旦に行われる「ニューイヤー駅伝」などに出るんですね。
2020年は1位旭化成、2位トヨタ自動車、3位Hondaでした。
このあたりが有力チームのようです、今年は22位の「SGホールディングスグループ」に行く選手も多く見受けられます。

陸上選手というのは最後の箱根駅伝を走るころには進路が決まっているんですね。
夏に甲子園があって、その結果が進路に影響する野球選手とは違うんです。

4区を走って区間新を記録した青山学院大の吉田祐也選手。
こんな力走をしたにも関わらず、これまでは11番手の選手(走れるのは10区10人のみ)で、4年生の今回が最初で最後の箱根駅伝だったのだそう。

就職先は「ブルボン」でした。ランナーとしてのキャリアに終止符を打つようです。もったいないなあ、と思ってしまいますが、そんなこともあるんですね。

(おまけ)私の好きな、東洋大の西山選手がまさかの1区14位・・・。

あかね
顔がかっこいいから好き

[blogcard url=”https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202001020000099.html”]

2区の相澤選手、5区の宮下選手が区間賞&区間新、6区の今西選手は区間新になり、
じわじわと順位を上げています。シード権内には入りますように!
東洋大、復路もがんばれ~!!!!

この記事を書いた人

えむた あかね

名古屋でライターと編集者をしながら、新しい働き方や暮らし方を探し求めるアラフォーです。
趣味は旅、酒、サウナ。
こちらのブログは、ただの個人の感想やマニアックでリアルな情報を中心にゆるく書いています。
仕事には一切関係ないので、あえてまったく磨いていない状態で出す文章をどうぞ。