大学浪人時代の想い出。先生が書いた文字から、15年以上前の記憶がよみがえりそうになった話。

実家のウォークインクローゼットを探索していたとき、
大学浪人時代の参考書を見つけました。

参考書の束のなかに、封筒がありました。
中に入っているのは、添削済みの試験。
おそらく、国公立の二次試験対策の地理のもの。

ということは、河合塾で大学浪人していたころのものか。
添削システムなんてあったのか、それすら覚えていません。
(たぶん、あったんですよね。すみません)

先生がご自宅から添削したものを送ってくださったようで、
お手紙と、添削した答案用紙が入っていました。
差出人は、講師の森本英之先生。
どなただろう…(失礼極まりない)

でも、文字だけ…文字だけは見覚えがあるんです。

たぶん、私はこの文字を書く人のことを、すごく信頼していた気がする。
この文字を見る時間が大好きだった気がする。
この答案用紙を、大切に、何度も見返していた気がする。
楽しすぎた大学浪人生活の一部のような気がする…

記憶の輪郭はぼんやりとしたまま。
忘れっぽいので、最後まで思い出が手繰り寄せられず…
ああ、自分の記憶力の悪さが、うらめしい。

文字を見て、楽しかったことを思い出すという貴重な経験でした。
森本先生はまだご存命なのだろうか。

この記事を書いた人

えむた あかね

名古屋でライターと編集者をしながら、新しい働き方や暮らし方を探し求めるアラフォーです。
趣味は旅、酒、サウナ。
こちらのブログは、ただの個人の感想やマニアックでリアルな情報を中心にゆるく書いています。
仕事には一切関係ないので、あえてまったく磨いていない状態で出す文章をどうぞ。