フリクションペンで書いた文字は高温で消える!?夏の車内に放置するとどうなるのか、検証してみました。

こすると消えるペン「フリクション」。
書いては消して、書いては消してを繰り返すことの多いライター・編集界に、彗星のごとく現れた、便利グッズ。
よほどの理由がない限り、使わないなんてありえない!と思うほど溺愛しておりますが、
実は、一つだけ注意しなくてはいけないことがあるのです。

それは、「高温のなかに置くと、書いた文字が消えてしまう可能性がある」ということ。

パイロットの公式サイトには、こんなQ&Aがありました。

Q
フリクションで書いたものを高温下に放置していたところ、書いた文字が消えてしまいました。もとに戻す方法はありますか?

A
もとに戻す方法はございます。

但し、確実に色が戻ることを保証するものではございませんのでご了承ください。

フリクションは、温度変化で筆跡を消すことができる筆記具です。フリクションのインキ(フリクションインキ)は60度以上になると透明になり、マイナス10度以下になるともとの色が復元し始め、マイナス20度前後になると完全に色が戻るという特性をもっています。

消えてしまった文字は、家庭用冷蔵庫の冷凍室などマイナス10度以下の環境下に置くことで、もとに戻すことができます。

とありますが、そもそも60℃以上って、どのくらい?
灼熱の車内は?何℃?
わからないから、とりあえず細心の注意を払って、フリクションで書いた資料はすべて持ち歩くようにしておりました。
ほとんどのメモをフリクションで書いているので、荷物が重い・・・

そもそも、本当に消えてしまうの?
メーカーからの「念のための」注意ではないの?

と思ったので、
どこまでがセーフで、どこからがアウトなのか。
実験してみました。

A4のコピー用紙に、いろいろな種類のフリクションで文字を書きました。


上からフリクションボール(フリクションのボールペン)、フリクションカラーズ(フリクションのペン)、フリクションライト(フリクションのマーカー)、ジェットストリーム(普通のボールペン)です。

クリアファイルに入れて、車内のシートに30分放置。

気象庁のサイトによると、この時間の気温は34℃。
ジリジリと暑い日でした。わりと都心に近いところの駐車場に車を停めて、
半透明のクリアファイルに入れて、シートにポイっとしておきました。
全体に日が当たっておりました。

30分後・・・

車に戻ってみたところ、じとーっとした重苦しい暑さ。
真夏の真夏の真夏のマックスな暑さよりは、少しマシな程度でした。

書いた文字は・・・消えてない・・・!!!

クリアファイルから出して、フロントガラスのすぐ下に30分放置。

気象庁のサイトによると、この時間は36℃もあったそうです。
とある観光名所の駐車場で、フロントガラスのすぐ下に置きました。
今回は、クリアファイルから出して、裸の状態で。

30分後・・・
消えた~!!!!!!!!!!!!!!!!

蛍光ペンは完全に消え、ボールペンは半分くらい消え、ペンは3割くらい消えています。

ペンの種類によって、消えやすさが違うという発見!)

この日はまだ30分だったからよかったものの、これが取材などで1時間を超えるともっと消えてしまっていたかもしれません。

クーラーをつけた車内で、すぐに復活しました。

公式サイトには、「マイナス10度以下」と書いてありましたが、
クーラーをつけてから1分もしないうちに、復活。
思ったよりも簡単に色が戻ってくるんですね。

完全に消えてしまった場合はわかりませんが、冷やして戻るなら・・・セーフですね。

灼熱の夏。
注意力が散漫になってしまうほど、辛いロケが待ち構えているでしょう。
(想像するだけで、疲れてくるわ)
フリクションで書いたメモをポイッと車内に置いて、外に出てしまうことも・・・あるあるあるある。

でも、思ったより消えないし、ちゃんと戻るので
必要以上にこわがらなくてもいいかな、と思いました。

フリクションはこちらから買えます。

蛍光ペンって、消す必要がないことが多いのですが、
このやわらかい色合いが好きなので使っています。

シャンパンゴールドって、いい色!
あと、高見えするので仕事でも使いやすい。

特に、赤色とかオレンジ色とか濃い色の使い勝手が良い。
白黒で印刷した黒いところにも、わりと色が乗る印象です。

フリクションについてはこんな記事も書いています。

この記事を書いた人

えむた あかね

名古屋でライターと編集者をしながら、新しい働き方や暮らし方を探し求めるアラフォーです。
趣味は旅、酒、サウナ。
こちらのブログは、ただの個人の感想やマニアックでリアルな情報を中心にゆるく書いています。
仕事には一切関係ないので、あえてまったく磨いていない状態で出す文章をどうぞ。